念願のゴロカショー

19:15

とうとう来ました!!!!
念願のゴロカショー!!!!


当初、ゴロカショーには島中の少数民族が集まると聞いていましたが、
実際のところは、ここゴロカまで来ることが出来るエリアの民族しか集まらないとのこと。
というのも、ゴロカまでの交通費は自費。
国土のほとんどが山深いジャングルのため、交通手段が限られたこの国では、地図上では近い距離に見えても、実際の移動は容易ではないのです。
開催地のゴロカも標高1,800mの高地に位置していて、飛行機(それもプロペラ機)か、ハイウェイと呼ばれる穴だらけの一本道をひたすら車を走らせないとやって来ることはできません。

参加する民族も、村に不幸があれば喪に服すために不参加の場合もあるなど、何かしらの理由で来ない年もあるので、いくつの民族が参加となるかは、毎年行ってみないとわからないとのこと。

今年は去年より参加グループが少なかったらしい。
とは言っても、この迫力!!!!この美しさ!!!!




本当に美しい。
まさに芸術そのもの。
すべてが完璧。

ちなみに、ゴロカショーの午前中はVIPチケットを持っている人しか入れません。
その多くは外国人客。
午後になると、会場の外にひしめくパプアニューギニア人を抑えきれず、12時には10キナ(約400円)を支払った人のみ入場可、14時半には無料開放してしまう。
そうなるともはや、無法地帯。
盗難等の危険性も高まるので、外国人は午後にはほとんどいなくなります。


午後はこんな感じ。
そりゃみんな自分の家族や親戚、友達の晴れ舞台は見たいよね。

各民族にもグループがあり、同じ部族でもグループごとに衣装も音楽もダンスも微妙に異なります。
それぞれの民族の名前までわかればよかったのだけど、まだ整理できておらず。。。
ごく一部ですが、一気に行きます!!!!



地元でも大人気、黄色いペイントにカツラが特徴のフリ族。
奇声に近い掛け声と共にジャンプしながらドラムを叩く。
私も即ファンになりました!!




海の街、マダンの方の民族の学生チーム。


いた!ペニスケースの民族!彼らも海の方の民族。



こんなリアルモリゾーみたいな民族も!!

ちなみに、ヘッドドレスに使われているのは、極楽鳥の羽根。
世界にいる極楽鳥のうち、パプアニューギニアだけで38種が生息しているそう。
パプアニューギニアの国旗にもなっている象徴的な存在ですが、ヘッドドレスを作るためには、当然、殺さなければなりません。
ルールとして「銃殺はNG」などの決まりがあるようですが、誰が取り締まるわけでもないので、実際はどうだかわからないそう。
今では捕まえ過ぎて、鳥が奥地へ逃げてしまい、捕まえるのも大変とのこと。
何事もバランスが大切ですが、極楽鳥の保護も視野に入れなければならないのも時間の問題かもしれません。
そうした犠牲もあって、初めて成せる美しさ。。。


ああ、美しい。
本当に美しい。
実物が美しすぎて、作品に写しとれないもどかしさを感じながら描きました。





まだまだ描き足りません。

ちなみに「グループにわかれてるのに、優勝とかのジャッジはしないの?」と聞いてみたところ、「そんなことをしたら、嫉妬心の強いこの国の人たちのことだから、また争いの種になって大変なことになる」という理由からやらないそう。
そんな理由って。子供か!!!!
でもそれがシャレにならないのがこの国なのです。

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