初日の災難

23:40

The 1st Country
PAPUA NEW GUINEA

アピヌーン。
はい、のっけからネットが全く繋がりませんでしたー。
ただいま南太平洋に浮かぶ島、パプアニューギニアのゴロカという街にいます。

どーしても来たかったんです、この国。
なぜなら少数民族に会いたかったから。
今回の最大の目的は、毎年9月半ばの土日に開かれる、
少数民族の集まる祭典「ゴロカショー」を見ること。
きっと多くの方はご存知ないであろうこの国。
良くも悪くも、とてもディープです。


初日に災難は起きました。

成田からパプアニューギニアの首都ポートモレスビーまでは、直行便で約6時間半。
実は週2便、日本からの直行便が就航しているんです。
翌日早朝に到着し、国内線で約1時間ほどのゴロカ行きの便に乗り換え。
パプアニューギニアは、国土のほとんどが山深いジャングルのため、交通網が発達していません。
だから自ずと移動手段は飛行機がメイン。

お昼にはゴロカのホテルに到着し、とりあえずひと休み。
とっても治安の悪いパプアニューギニア。
一人だったら様子がわかるまで絶対に出歩きたくないところだけれど、
同じホテルに泊まるアキラさんが出てみるというので、私も一緒に少しだけ出てみることに。

村人が出す道沿いの露店を覗き見しつつ、ホテルから歩いてほんの100m地点。
そこで話しかけてきたパプアニューギニア人が、
「ポートモレスビーは危険だけど、ゴロカは安全だ!」
などというのを片耳で聞きつつ、私はアキラさんに頼まれて彼のiPhoneで写真を撮っていたとき…後ろにいた男が私の手にあったアキラさんのiPhoneを一瞬で強奪して逃走。
私、反射的に猛ダッシュ。
(この行動も時と場合によっては危険行為だったと反省…)

当然、追いつくはずもなく、犯人は谷あいにある村の中へ。
そのうち村人がわらわら集まってきたので、事情を話すと、村コミュニティのネットワークを駆使して探し出し、盗まれたiPhoneを取り返してくれるという。
その場にいたおじいちゃんが、ワナワナする私たちをなだめるために、
「パプアニューギニアは大丈夫だ!泥棒はいるが、銃で撃ってくる奴はいないから!」
という。
う、うん…いやでもそういう問題じゃないよね。
そして多分、それも確証ないよね。

その後、何度かの押し問答を経て、その日のうちになんとかiPhoneを取り返すことができたものの、交渉でアキラさんは結局140キナ=約5,800円を支払わざるを得ず。。。
後で聞いた話によると、この手口は常套手段のようで、最初から仕組まれていたのか、誰の言うことが真実なのかは結局わからず仕舞い。
「パプアニューギニアは気をつけなよ」とあらかじめ忠告してくれた方がいたのに、すみません。。。
本当に気をつけます。。。


この日は子供のみのショーの日だったので、民族衣装の女の子がホテルの近くを歩いてました。
おそらくシンブー地方の民族。


写真はパプアニューギニアの貨幣。
キナ(1キナ=41円)とトヤ(1キナ=100トヤ)。

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