マッドマンに会ってきた

17:20

パプアニューギニア2日目は、
ゴロカから車で1時間ほどのアサロ渓谷の村へ、マッドマンに会いに。


パプアニューギニアには、
800以上の言語と、それと同等の民族がいると言われています。
マッドマンもそのひとつで、世界中でとても人気のある部族。
村では、現地料理のムームーのランチと一緒に、マッドマンショーを見ることができます。

マッドマンショーは部族の争いを描いたストーリーで、
偵察隊が敵を発見→火をつけ煙で敵の存在を仲間に知らせる→仲間の戦士を呼び寄せて攻撃する
といった内容。
なぜこんなマスクを被っているかというと、この姿が敵にはまるで亡霊のように見えるため、それに驚いた敵に攻撃を仕掛けることで、戦いを有利に進めてきた部族なのだからだそう。
こうしたパフォーマンスひとつ見ても、この島自体がそうやって部族間で土地を争って生きてきた文化そのものなのだということを痛感させられます。


マッドマンのマスクは、白い粘土を練って成型し、そのまま焼かずに作られたもので、重いものは10kg〜になるそう。
実際にかぶったけどマジで重い。
頭のてっぺん痛い。
てゆか動けない。
だからマッドマンのあのスローな動きになるらしい。
なるほど、おかげでより亡霊っぽく見えるのね。


ちなみに、この中に日本人が一人います。


「アポ」さん(ピジン語で「My Heart」の意味)
16年間、毎年ゴロカショーに合わせてパプアニューギニアに通い続け、ゴロカ近郊の村に奥さんと一緒に滞在し、ゴロカショーにもマッドマンショーにも参加してしまうスゴイ人!


ランチのムームーは、バナナの葉で包んだお肉や野菜などの食材を土に埋めて蒸し焼きにするというワイルドな料理。
この日はチキンにタピオカにサツマイモの他に、野菜というか日本じゃ食べないような葉っぱもたくさん。
味はスモークされた素朴な風味で、葉っぱも全然クセがない。
シダ植物とか初めて食べたわー。



この後もゴロカの博物館などに行き、パプアニューギニアのディープな文化を見てきました。
その中でも強烈だったのが、Finger Neckless。
Finger Necklessは亡くなった親族の指を切り落とし、蒸してから乾燥させ、ミイラ状態になったものをネックレスにして肌身離さず身につけたというもの。
もはや形見っていうかダイレクトすぎる。

その他、黒魔術を未だに本気で信じている人が大勢いること、
それによって近年火あぶりの刑になった女性がいること、
などなどなど。
いろんなお話を聞きましたが、それもまだまだこの国のほんの一部にすぎません。
知れば知るほど、本当にディープな国だわ。

You Might Also Like

0 コメント

Like me on Facebook

FOLLOW ME ON INSTAGRAM