アンタナナリボと金色ピアス

12:00

The 7th Country
MADAGASCAR


サラーマー!
今回の旅の最後の目的地、マダガスカルに来ました。
数多くの固有の動植物が生息する、稀少かつ世界で4番目に大きい島国です。
この旅を計画した当初は行き先候補にも入れてなかったのですが、出発の直前に思い立って追加した目的地でした。
まぁ、そのしわ寄せでナミビアの滞在時間が足りなくなってしまったのですが。。。



さて、ナミビアのウィントフックから南アフリカのヨハネスブルグを経由し、マダガスカルの首都アンタナナリボへ。
先月からマダガスカルでのペストの流行が警告されていたので、空港でも警戒態勢を取っていましたが、普通に旅行する分には問題ないと聞いてちょっと安心。
ただ空港で困ったのが、いつも空港のATMで現地通貨を下ろしていたのに、なんとアンタナナリボの空港では手持ちのカードが使えず(!)
こんなこともあるかと思って、キャッシュを用意しておいてよかった。


ちなみに、マダガスカルの通貨は「アリアリ」。
…カワイイ!

で、実際に街に出てみて。
お恥ずかしながら私のインプットが足りてなかったのですが、マダガスカルって土地は豊かだし、観光資源もあるし、宝石も採掘できるし、普通にそこそこ発展しているイメージだったんです。
が、全然違った。



この国を走る車は、元々フランス領だった影響もあり、そのほとんどが古い古いフランス車。それがまたガタガタボロボロで、排気ガスもすごい。
道端もゴミが散乱する不衛生な状態、そして物乞い、特にその子供達の多いこと…。
(そうか、こんなに貧困国だったんだ。)
発展したアフリカ南部から来たから余計にそのギャップを感じてしまいました。


マーケットはとても活気がある。
(Gやネズミも見かけますが。)


カニ。


そして街のメインマーケット、アナラキリー。
こんな街ですから、気をつけて歩いてました。
いや、歩いてたつもりでした。
が。
アナラキリーは人が多く、どうしても足が止まりがちになったその瞬間。

後ろから男に耳を引っ張られ、身につけていた金色のピアスを強奪されました(泣)

(えええーーー)
って思いながらも、安物の金メッキが剥がれかけたピアスだったし、外そうと思えばすぐ外れるタイプのピアスだったので、私もケガもなく 、案外冷静に、
(きっと本物の金だと思ったんだろうなーあいつバカだなー)
って思いながら、犯人の背中を見送ってる自分がいました。
そんなの身につけて歩いてた私も悪いしね。
でも本当に大事なものだったら、居ても立ってもいられなかっただろうなー。
犯人め。
安物と知って、さぞかしガッカリするがいい。
…だけどやっぱり正直、ちょっと怖かった、です。

もうアナラキリーには行くまいと心に決め、独立広場へ続く階段へ向かうと、


なにこれカワイイ!
ハンコ屋だー!
と、手前のお店で早速引っかかる。


これらの中からデザインを選び、さらにその場で好きな文字を彫ってもらえる。
このゆるデザインがもうドツボにハマったので、10,000アリアリ=約350円の言い値を7,000アリアリ=約240円にまでまけてもらって、すぐに彫ってもらっちゃいました。
(たぶん、頑張れば5,000アリアリ=約175円くらいまで下がるかと◎)
青いTシャツのおじさんが彫ってくれるのですが、仕事が本当に速い。鮮やか。


できたー!


私はマダガスカルの象徴、バオバブの木とワオキツネザルのデザインを選びましたー。
ゆるカワイイ。


そのワオキツネザルを見に、この日の午後はツィンバザザ動物園へ。
この後に行く森林保護区で見られる動物の予習も兼ねて、行ってきました。
市内のタクシーは交渉制で、だいたい10,000アリアリ=約350円。

ツィンバザザの園内の動物は、ほとんどが普通に檻の中にいるのですが、
ワオキツネザルだけは野外で放し飼いされてましたー。


ワオキツネザルの英名はRing-tailed Lemur。
その名の通り、28個ある縞々のリングは、一生その本数が変わらないそう。

そんな知識を教えてくれたのが、ちょっと日本語ができるツィンバザザの飼育員さん。
このツィンバザザ、かつてJICAの青年海外協力隊員が活動していたようで、日本人の私を見るや、話しかけてきてくれまして。
実は、私もかつて青年海外協力隊員でしたので、そんな話をしつつ園内を案内してもらっていたところ、
「よかったら特別に檻の中に入れてあげようか。多少のチップは必要だけど、間近でキツネザルを観察できるよ。」
との提案が。
ちょっとどうしようかなって迷いましたが、せっかくなので入れてもらうことにしました!

その檻の中というのがこちら!



わぁぁもうカワイイ〜〜〜〜。。。
そして、
「お前、ここに座れ。動くんじゃないぞ、じっとしてろ。」
と飼育員さんに指示されるがままに座ると飼育員さん、おもむろに私の両手と頰にベタベタと蜂蜜を塗る。
すると、


こんな状態。
うわぁぁ〜〜〜〜近すぎて観察できませんて〜〜〜〜!!!!

こんなのを何度か繰り返しましたが、結局あまりキツネザル観察はできず(笑)
でも貴重な体験だったので、チップとして10,000アリアリを払ってきました。
ツィンバザザでこの体験をしたい方は、ぜひ日本語のできる飼育員さんを探してみてください(笑)


次は、キリンディ森林保護地区とバオバブの並木道を見に、モロンダバへ向かいます。

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