ティティカカ湖の島でホームステイ

23:30

プーノに来たら、行きたかったツアーがある。
ティティカカ湖に浮かぶ島「ウロス島」「アマンタニ島」「タキーレ島」の3つの島を船で巡る1泊2日のツアー。

アマンタニ島でお世話になったアントニア。


クスコからプーノにバスで着いてすぐ、ツアーのキャッチをしていたおじさんにまんまと捕まり、疲れて断る元気もなかった私は、のこのこオフィスについて行くことに。
ツアー代金、締めて140ソル=約4,800円。
交渉する元気もなかったので、言い値でブッキングしてしまいました。
翌日朝7:45にホテルをピックアップしてもらい、桟橋に集まった観光客と一緒に船に乗り込む。
船を走らせること2時間。…なんか見えてきた!



【ウロス島】
ウロス島は、ティティカカ湖に群生する「トトラ」という植物でできた、浮き島。
こうした浮き島がいくつも浮かんでいるのを総称して「ウロス島」と呼ばれています。
数十年に一回は、嵐でいくつもの島が吹き飛ばされてしまうこともあるそう。
それでもここに住み続ける彼らのマインド、すごい。


おばちゃんのクッキングシーン、見ちゃった。
フィッシュフライを作ってました。いい匂い。
ティティカカ湖の島では、お肉は基本的には食べず、魚がメイン。そりゃそうだよね。
ちなみに電気はソーラーパネル、携帯も所持。
携帯の充電プラグが家の軒先にぶら下がっていたのはシュールだった。


このトトラで編まれた船は、彼らにとっての「メルセデスベンツ」にあたるそう。
今はこうして観光客を乗せるなどして、彼らにとってもいい収入源になっているみたい。


ちなみにトトラは食べることもできます。
もちろん食べてみました。
特に青臭くもなく、無味の繊維質の草って感じ。
ちゃんと味付けすれば、それなりに食べられるのかもしれない。


最後はお見送りしてもらいました。


【アマンタニ島】
ウロス島を後にして船でまた2時間半ほど。
次は今日ホームステイをさせてもらう、アマンタニ島です。
船着場には、すでにホストファミリーが集まってくれていました。


ここで、ゲストの名前を読み上げ、どのお家にホームステイさせてもらうかが決まります。
私はフランス人2人と一緒に、アントニア一家のお家に行くことになりました。


写真中央がアントニア。
アントニア一家は、旦那さんのセサル、一番下の8歳の息子のデイビスの3人家族。
気がついたらアントニアの写真が全然なかった。。。
ので、筆者も写っている写真でご容赦ください。
アントニアはいつもニコニコしているのに、写真になると仏頂面になる。
写真が苦手だったのかな。ごめんよ。


アントニアの家のゲストハウス。
カワイイ!


こんな素敵なお部屋に泊めてもらいました!
天井からぶら下がったアントニアお手製のカントゥータの花飾りがカワイイ。


遅めのランチには、アントニアお手製のキヌアのスープに、野菜とチーズとジャガイモのプレート。
これが美味しい!

ランチのあとは、アマンタニ島の頂上にある「パチャママ神殿」へのハイキング。
ハイキングと言っても、ティティカカ湖の標高ですでに3800m。
パチャママ神殿まで登れば、4000mまで登ることになる。
ただでさえすぐ息切れする上に、未だに風邪が治らない私。大丈夫かおい。
…と思ったけど登れましたー!


ティティカカ湖に沈む夕日と。


背後にはパチャママ神殿(見切れてるけど)と月。

パチャママ神殿は、石を3つ拾って神殿の周りを回りながら、一つずつ石を神殿の壁面に置いていって、お願い事をすると叶うんだって。
絶景を見たあとは、寒さと暗闇で泣きそうになりながら山を降りました。
もしいつかパチャママ神殿に行く人がいたら、防寒着と懐中電灯、必須です。


帰ってきたあとは、アントニアの作ってくれた夕食。
ジャガイモと野菜のクリーム煮。
そのあとは就寝かと思いきや、なんとゲストにも民族衣装を着せてくれ、村の集会場にみんなで集まってダンスパーティー!
ゲストはみんなビールを飲んで、ハイになっていました。
ただ、電気が充分にない場所なので、集会場も暗く、あまりいい写真が撮れず。。。


翌朝に撮った、私が着せてもらった民族衣装。
刺繍が本当に美しい。ひとつひとつ意味があるんだろうな。
アントニア、本当にありがとう。

朝食にアントニアの焼いてくれたパンケーキを食べた後は、すぐにアマンタニ島を後にし、次の島へ。


【タキーレ島】
アマンタニ島を後にしてまた2時間ほど。
次のタキーレ島では、島をまたハイキング。
ただ登って降りてくるだけのシンプルなアクティビティなので、アマンタニ島のディープさに比べるとどうしてもインパクトに欠けてしまう。。。


こんな感じで歩いた後、フィッシュフライのランチをいただき、プーノへの帰路につく。
プーノへは15:00頃到着。


プーノは、ボリビアとクスコの中間地点でもあるため、素通りする旅行客も多い場所。
でも、時間の許す方には、このツアーはオススメしたいです。


島のあちこちに咲いていた花「カントゥータ」は、ペルーの国の花なんだそう。
濃いピンクや薄い黄色など、いろんな色の花が咲き乱れていました。

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